妊婦の買い物リスト|出産準備の必需品完全ガイド

妊婦 買い物リストと検索すると、出てくるのは赤ちゃんのための準備品が中心のページばかりで、妊婦さん自身のために何を買えばいいのかは意外とまとまっていない。マタニティウェアや腹帯はいつから必要になるのか、体重管理のために何を用意すればいいのか、食べ物で気をつけることは何か。この記事では、赤ちゃん用品ではなく妊婦さん本人のための買い物リストを、妊娠初期・中期・後期の時期別に整理する。

目次

  1. 妊婦さん自身の買い物リストを分けて作る理由
  2. 妊娠初期(〜15週ごろ)に揃えるもの
  3. 妊娠中期(16〜27週ごろ)に揃えるもの
  4. 妊娠後期(28週〜)に揃えるもの
  5. 食べ物の買い物で気をつけたいこと
  6. 働く妊婦さんが用意したいもの
  7. 赤ちゃんのための準備
  8. Share Cartの登録データでわかった、日常の買い物の傾向
  9. 買い物リストの見直しと更新
  10. おすすめの買い方
  11. よくある質問

妊婦さん自身の買い物リストを分けて作る理由

出産準備というと、肌着やおむつなど赤ちゃん用品のリストが先に目に入りがちだが、妊娠中は妊婦さん自身の体調や体型に合わせて必要になる物も多い。赤ちゃん用品と一緒くたにリストを作ると、自分のための買い物が後回しになりやすい。まずは別のリストとして分けておき、体の変化に合わせて中身を更新していく方が管理しやすい。赤ちゃんのための準備品については出産・育児準備の総合案内にまとめているので、そちらもあわせて確認してほしい。

妊娠初期(〜15週ごろ)に揃えるもの

手帳・マタニティマーク・健診バッグ

母子健康手帳の交付にあわせてマタニティマークを配布している自治体があり、駅で配布している例もある(お住まいの自治体に確認してほしい)。健やか親子21の案内によれば、マタニティマークには、交通機関などで周囲が配慮を示しやすくする、緊急時に妊婦であることを伝えやすくするという目的がある。妊娠初期は外見だけでは妊娠していると分かりにくいため、この時期から身につけておく人が多い。あわせて、母子健康手帳や診察券、健診の受診券を入れておく健診用バッグも早めに準備しておくと通院がスムーズになる。

葉酸サプリは医師・薬剤師に相談して

こども家庭庁のプレコンセプションケアの案内では、妊娠を計画している女性や妊娠初期の人は、通常の食事に加えてサプリメントなどから1日400マイクログラムの葉酸を摂ることが望まれるとされ、目安の期間は妊娠1か月以上前から妊娠3か月ごろまで、サプリメントなどからの摂取は1日1,000マイクログラムを超えないことが案内されている。葉酸だけで胎児の発育に関するすべてのリスクを防げるわけではないともされており、どのサプリを選ぶか、いつまで続けるかは医師や薬剤師に相談して決めるのが確実だ。

締め付けない下着・楽な服

お腹が大きくなる前でも、ホルモンの影響で体型や体調が変わりやすい時期のため、締め付けの少ない下着や楽な服を早めに用意しておくと快適に過ごしやすい。無理に体型に合わせようとせず、その時々の体調に合わせて買い足していく考え方でよい。

下着は、ウエストがゴムで調整できるタイプを1〜2枚だけ試しに買っておくと、その後の体型の変化にも対応しやすくなる。まとめ買いを急がず、体調や体型が落ち着くタイミングを見ながら少しずつ買い足していく方が、着られなくなる下着を増やさずに済む。

つわりの日の食べ物は無理のない範囲で

つわりの時期は食べられる物が限られることも多い。買い物リストにこだわりすぎず、その日食べられそうな物を少しずつ買い足す形で十分だ。食事内容や体調について不安がある場合は、自己判断せず医師や助産師に相談してほしい。

妊娠中期(16〜27週ごろ)に揃えるもの

マタニティウェアと下着の買い替え時期

お腹の大きさや体調の変化は個人差が大きく、いつからマタニティウェアが必要になるかも人によって違う。締め付けを感じるようになったタイミングを目安に、無理のない範囲で買い替えていくとよい。

腹帯・サポートベルト

お腹を支えるための腹帯やサポートベルトを使う人も多い時期だ。戌の日に着帯する風習もあるが、地域や家庭によって考え方は異なるため、必ずしもこだわる必要はない。体に合った物を選ぶことを優先したい。

腹帯には巻くタイプとパンツのように履くタイプがあり、締め付け方の感じ方には個人差がある。体型や体調に合うかどうかは実際に着けてみないと分かりにくいため、いきなり複数枚まとめて買わず、まずは1枚試してから買い足すかどうかを決めるとよい。体に合わない、痛みを感じるといった場合は、無理に使い続けず医師や助産師に相談してほしい。

抱き枕など眠りやすくする物

お腹が大きくなるにつれて仰向けで眠りにくくなることがあり、抱き枕やクッションを使って横向きの姿勢を支える人も多い。寝苦しさが続く場合や体調に不安がある場合は、自己判断で様子を見ず医師や助産師に相談してほしい。

体重計を用意する

こども家庭庁の食生活指針リーフレット(産婦人科診療ガイドライン産科編2020のCQ010を参考にした資料)によると、妊娠前の体格(BMI)別の体重増加の目安は、BMI18.5未満で12〜15kg、18.5以上25.0未満で10〜13kg、25.0以上30.0未満で7〜10kg、30.0以上は個別対応(上限の目安5kg)とされている。ただしこれは個人差を考慮したゆるやかな指導が前提とされており、数値だけにとらわれず、不安があれば医師に相談することが案内されている。自宅で体調管理をしやすくするため、この時期に体重計を用意しておく人も多い。

妊娠後期(28週〜)に揃えるもの

入院準備は概要だけ押さえる

入院バッグの詳しい中身は、産院によって指定が異なることも多く、別記事の出産準備チェックリストにまとめている。ここでは、後期に入ったら入院バッグの中身を一度確認し、いつ陣痛が来ても対応できる状態にしておく、という点だけ押さえておきたい。

産後すぐ使うママ用品も早めに確認

前開きパジャマや産褥パッド、授乳ブラなど、産後すぐに使うママ用品も後期のうちに揃えておく人が多い。これらの詳細も先述のチェックリストで確認できる。

健診が週1になる時期の買い物の工夫

こども家庭庁の案内では、妊娠36週以降は出産まで1週間に1回のペースで健診を受けることが目安とされている。この時期は外出の予定が健診中心になりやすいため、健診の行き帰りに買い物を済ませる、家族に買い物を頼む頻度を増やすなど、無理のない範囲で工夫しておくと安心だ。

食べ物の買い物で気をつけたいこと

リステリア:生ハムやナチュラルチーズに注意

厚生労働省の案内によると、妊婦がリステリア菌に感染すると胎盤や胎児に感染し、流産などのおそれがあるとされている。リスクが高いとされる食品の例として、生ハムなどの食肉加工品、殺菌していない乳や加熱せずに製造するナチュラルチーズ、スモークサーモンなどが挙げられている。これらは4℃以下の環境でも菌が増殖することがあり、期限内に食べる、開封後は早めに食べる、加熱してから食べるといった対策が案内されている。

魚は種類ごとの目安を参考に

厚生労働省は、本マグロやキンメダイ、メバチマグロなど一部の魚について、水銀の観点から週1回程度以下を目安にするよう案内している。一方で魚は栄養面で有益とされ、ツナ缶など一般的な食べ方で問題が報告された例はないとされている。特定の魚を極端に避ける必要はなく、種類と頻度のバランスを意識する程度で十分だ。

たばこ・お酒は控える

喫煙や受動喫煙、飲酒は胎児や乳児の発育、母乳の分泌などに影響するとされ、本人だけでなく周囲の協力も呼びかけられている(こども家庭庁の食生活指針リーフレット)。買い物リストの段階で、お酒を買う習慣がある人は控えの意識を持っておきたい。これらはいずれも一般的な案内であり、個別の体調や判断については医師や助産師に確認してほしい。

働く妊婦さんが用意したいもの

働きながら妊娠期を過ごす場合、医師などから通勤緩和や休憩などの指導を受けることがある。厚生労働省が案内する母健連絡カードは、こうした指導内容を事業主に伝えるための書式で、医師などが記入し本人が勤務先に提出する仕組みになっている。厚生労働省のサイトから書式をダウンロードできる。通勤中に長く歩く人は、体への負担が少ない楽な靴も用意しておくと通勤が楽になる。マタニティマークを鞄などに付けておけば、通勤中の混雑した車内でも周囲に気づいてもらいやすくなる。共働きで買い物の時間を確保しにくい家庭の工夫は共働き夫婦のShare Cart活用法でも紹介しているので、あわせて参考にしてほしい。

デスクワーク中心の仕事なら、腰やお腹を支えるクッションを職場用に用意しておくのも一つの方法だ。長時間同じ姿勢を続けると体への負担が大きくなりやすいため、体調に応じて休憩を取りやすい環境を整えておくことも、買い物リストと同じくらい準備の一部になる。

赤ちゃんのための準備

自分自身の買い物リストが整理できたら、赤ちゃん用品にも目を向ける段階になる。妊婦さん自身の買い物とは別に、赤ちゃんのために揃える肌着やおむつ、授乳用品などもこの時期から少しずつ準備することになる。カテゴリ別の詳しいリストは出産・育児準備の総合案内にまとめているので、体調と相談しながら進めてほしい。

Share Cartの登録データでわかった、日常の買い物の傾向

Share Cart編集部調べ(2026年9月13日時点、Share Cart利用者のデータで日本全体の統計ではない)によると、個人で使うリストでは牛乳・卵・パン・ヨーグルト・納豆といった、毎日の食卓に関わる品物が上位に入っていた。また、登録される時間帯は18時台が最も多く、次いで朝9時台・8時台にも登録が集中していた。1回のメッセージで登録される品物の数は平均1.3件と少なく、思いついたときに1件ずつ書き足していくような使われ方がうかがえる(傾向として観察されたものであり、体調との因果関係を示すものではない)。買い物をまとめて考える余裕がない日でも、気づいたときに一言ずつ送るだけでリストが更新できる形は、体調に波がある妊娠期の生活リズムに合わせやすい。

買い物リストの見直しと更新

妊娠中は日によって体調の波があるため、リストの運用方法も体調に合わせて見直しておきたい。体調が悪い日は、無理に外出せず家族に買い物を頼む選択肢を持っておきたい。Share Cartでは、LINEのトークに品名を送るだけでリストに追加でき、夫婦でLINEグループを組んでおけば、体調がすぐれない日にリストをそのまま共有して代わりに買ってきてもらうことができる。2026年8月からは、送るメッセージに「ヨーグルト 無糖」のように条件まで書いておく登録が多いことが利用データから分かったため、区切りは改行のみとし、量や条件を1件の中に書き込める形にしている。画面を見るのがつらいときは、スマートフォンのキーボードにある音声入力機能を使い、話しかけた内容をそのままLINEに送ることもできる(Share Cart自体に音声アシスタント連携の機能はない)。

おすすめの買い方

ネットと店舗の比較

項目ネット通販実店舗
マタニティウェア・下着サイズ表を見て選ぶ必要がある試着してから選べる
重い物・かさばる物配送してもらえるので持ち帰りの負担がない持ち帰る体力が必要になる
価格複数サイトで比較しやすいその場での比較が難しい
返品・交換条件や送料を事前に確認する必要があるその場でスタッフに相談しやすい
体調が悪い日自宅で完結し身体への負担が少ない外出そのものが負担になりやすい

試着が必要な物は店舗、重い物や後期に持ち帰りたくない物はネット、というように使い分けると身体への負担を減らせる。

費用を抑える工夫

マタニティウェアは着る期間が限られるため、友人や家族からのお下がりで済ませる人もいる。出産にかかる費用の一部は、出産育児一時金(厚生労働省の案内では原則50万円)や、こども家庭庁が案内する妊婦のための支援給付(1回目5万円、2回目は出産予定日の8週間前以降に胎児1人あたり5万円)で補える部分もある。申請方法や時期は自治体によって異なるため、お住まいの自治体に確認しておくと、妊婦さん自身の買い物にかけられる予算も見えやすくなる。

肌に触れる物は表示を見て選ぶ

マタニティウェアや下着など肌に直接触れる物は、素材表示や洗濯表示を確認してから選ぶと、着心地や手入れのしやすさで失敗しにくい。特に肌が敏感になりやすい時期は、購入前に一度実物に触れておくと安心材料になる。

洗濯表示は、家庭でのお手入れ頻度を左右する。妊娠中は体調によって家事の負担を減らしたい日もあるため、家庭の洗濯機でそのまま洗える素材を選んでおくと、後々の手入れが楽になる。

よくある質問

Q. 葉酸サプリはいつまで飲む?

A. 公的な目安では、妊娠1か月以上前から妊娠3か月ごろまで1日400マイクログラムとされ、サプリメントなどからの摂取は1日1,000マイクログラムを超えないよう案内されている。続けるかどうかは医師や薬剤師に確認してほしい。

Q. マタニティマークはどこでもらえる?

A. 母子健康手帳の交付時に配布している自治体や、駅で配布している例がある。お住まいの自治体の窓口に確認するのが確実だ。

Q. マタニティウェアはいつから必要?

A. お腹の大きさや体調によって個人差がある。締め付けを感じ始めたころを目安に、無理のない範囲で買い替えていけばよい。

Q. 妊娠中に買うのを控えたい食べ物は?

A. 厚生労働省はリステリア対策として、生ハムなどの食肉加工品や加熱せず作るナチュラルチーズ、スモークサーモンなどに注意を促している。魚は種類によって週1回程度以下を目安にするとされる魚もある。詳しくは医師や助産師に確認してほしい。

Q. 体調が悪くて買い物に行けないときは?

A. 家族と共有リストを使い、代わりに買ってきてもらう方法がある。ネット通販の配送を使えば、外出せずに済ませることもできる。

Q. 仕事中に体調がつらいときはどうすればいい?

A. 医師の指導内容を事業主に伝える母健連絡カードという仕組みがある。厚生労働省のサイトから書式を入手できるので、必要に応じて活用してほしい。

Q. 腹帯やマタニティウェアはまとめ買いしたほうがいい?

A. 体型の変化は個人差が大きいため、最初から何枚もまとめて買うより、1〜2枚試してから体調や体型に合うか確認し、必要に応じて買い足していく方が無駄になりにくい。

参考・出典

体調が悪い日も家族に買い物を頼みやすくしたい人は、Share Cartを友だち追加してリストを共有してみてほしい。

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