LINEでチェックリストを作る方法|家族の買い物リストをグループで共有
「LINEでチェックリストを作りたい」。家族の買い物、旅行の持ち物、イベントの準備と、使う場面はいろいろある。ところが、LINEにはチェックリスト専用の機能が見当たらない。ノート、アナウンス、投票、Keepメモといった機能を組み合わせて作ることになる。
私たちShare Cart編集部は、LINEで買い物リストを共有するサービスを運営している。この記事では、LINEでチェックリストを作る方法を5通りに分けて、手順、チェックの付け方、家族で共有できるかを比較した。手順はLINE公式の「LINEみんなの使い方ガイド」で確認できた範囲だけを書き、確認できなかったことは、その旨を明記する。
LINEにチェックリスト機能はある?
結論から書く。LINEみんなの使い方ガイドのノートのページには、チェックボックスやチェックリストに関する記載がない(2026年9月29日確認)。専用機能が公式に案内されていない以上、この記事では「ある」とは書かない。
代わりに、次の5つを組み合わせてチェックリストの役目を果たす。
- ノート:グループのトークルームの「掲示板」に、リストを書いて残す
- アナウンス:大事なメッセージをトークの上部に固定する
- 投票:項目を選択肢にして、済んだものに票を入れる
- Keepメモ:自分だけが見られるメモ帳として使う
- 買い物リストのボット:LINEグループに招待して、送った品名をそのままチェックリストにする
家族で共有するなら、家族のLINEグループの中で作るのが基本になる。個人用のKeepメモは共有できない。
【比較表】LINEでチェックリストを作る5つの方法
| 方法 | 家族で共有 | チェックの付け方 | トークに流れて埋もれるか | 準備 |
|---|---|---|---|---|
| ノート | グループのトークルームで使う | 「☐」「✅」などの記号を書き換える | 流れない(トークとは別に残る) | なし |
| アナウンス | グループのトークで使う | メッセージを書き換えるか、新しく投稿する | 上部に固定される(各トークルーム5つまで) | なし |
| 投票 | グループのトークで使う | 済んだ項目に票を入れる | トークには流れる(作成者は後から編集できる) | なし |
| Keepメモ | 共有できない(自分専用) | 記号を書き換える | 自分のメモとして残る | なし |
| 買い物リストのボット(Share Cart) | グループに招待して共有 | 「まとめて完了」で選ぶ、または「〇〇完了」と送る | 「リスト」と送るたびに最新が出る | 友だち追加とグループへの招待 |
「チェックの付け方」は、記号を打ち替える形が中心になる。手軽さとチェックのしやすさは、ここで大きく分かれる。
方法1:ノートでチェックリストを作成する
作成の手順
LINEみんなの使い方ガイドによると、ノートは次の手順で作る。
- トークルーム上部の「≡」をタップして「ノート」を開く
- 右下の「+」をタップして「投稿」を選ぶ
- 内容を入力して、右上の「投稿」をタップする
ノートにはスタンプ、画像、URLリンク、位置情報を添付できる。スタンプと画像は最大20個までで、動画の投稿は2024年2月中旬で終了したと公式ガイドに書かれている。
チェックの付け方
公式ガイドにチェックボックスの記載がないため、リストは記号で書く。たとえば次のように打つ。
- ☐ 牛乳(1L)
- ☐ 卵(Mサイズ)
- ☐ トイレットペーパー
買ったら、その行の「☐」を「✅」に打ち替えて投稿し直す。他のメンバーが書いた投稿を、あなたが編集できるかどうかは、公式ガイドには記載がない。家族で使う前に、自分たちのグループで一度試してほしい。
向いている使い方
ノートは、トークが流れても残るのが強みだ。旅行の持ち物、入園準備のような「一度作って何度も見返す」リストに向く。毎日のように品物が増える買い物には、打ち替えの手間が重くなる。
方法2:アナウンスでトークの上に固定する
アナウンスはリストそのものを作る機能ではなく、作ったリストを見失わないための機能だ。LINEみんなの使い方ガイドによると、固定したいメッセージを長押しして「アナウンス」をタップすると、トークルームの上部に固定される。設定できるのは各トークルームで5つまで。個人のトークでもグループでも使える。
使い方は2通りある。ひとつは、グループのトークに書いた買い物リストのメッセージを固定する方法。もうひとつは、ノートに書いたリストを共有するメッセージを固定して、ノートを開く手間を省く方法だ。ただし固定できるのは投稿済みのメッセージなので、リスト自体を更新するたびに新しいメッセージを送ってアナウンスを付け替える必要がある。解除の方法は、公式ガイドのアナウンスのページで確認してほしい。
方法3:投票機能をチェックリスト代わりにする
投票は、グループで「誰が何を持ってくるか」を決めるときに使える。公式ガイドによると、グループのトークルームで[+]をタップし、[投票]から[投票を作成]を選ぶ。質問と選択肢を入力し、回答の締め切り日と複数選択の可否などを決める。作成した人は、後から質問内容を追加・編集できる。
項目を選択肢にして、済んだものに票を入れていけば、チェックの代わりになる。たとえば「バーベキューの持ち物」を選択肢にして、用意できた人が該当の項目に票を入れる、といった使い方だ。
限界もある。投票は選択肢が固定で、途中で品物を足すのに向かない。誰がどの選択肢に票を入れたかを画面で確認できるかどうかは、公式ガイドに記載がなかった。当番やイベントの担当割りに使うなら、事前に自分たちのグループで、票の表示のされ方を試してから始めたい。毎日の買い物には向かない。
方法4:Keepメモで自分用のチェックリストを作る
LINEのヘルプセンターによると、Keepメモは「自分だけが見られるトークルーム」で、テキスト、リンク、画像、動画、ファイルを送って保存できる。メモ帳のように使えるが、他の人と共有する機能ではない。家族のリストには使えず、自分用の買い物メモや持ち物の下書きに向く。
注意点がある。Keepメモに送った画像・動画・ファイルには、サーバー上での保存期間がある。期間を過ぎると、見たりダウンロードしたりできなくなる。文字だけのリストなら影響は小さいが、写真を大事なリストの一部にしないほうがいい。
方法5:買い物リストのボットをグループに招待する
ここでは、私たちが運営するShare Cartを紹介する。LINE上のボット(自動で応答するアカウント)をグループに招待する方法の一例だ。
始め方は3ステップ
- LINE公式アカウント(@share-cart)を友だち追加する
- 家族のLINEグループにShare Cartを招待する
- グループのトークに品名を送る。改行で区切れば、複数の品物をまとめて登録できる
家族はスマホ用のアプリを入れる必要がなく、いつものLINEのトークで使える。
チェックのしかた
「リスト」と送ると、未完了の品物が一覧で出る。グループでは、追加した人の名前も付く。買った品物は、一覧の下にある「まとめて完了」から選ぶか、「牛乳完了」のように送るとチェック済みになる。「上から3個完了」のように、上から数を指定することもできる。全部買い終えたときは、グループで「リスト完了」や「全部買った」と送ると確認のボタンが出て、押すと全件が完了になる。この全件完了はプランによる制限がなく、無料でも使える。個人のトークでは、確認なしの「一括完了」が使える。
グループの会話は、品物として登録しないように自動で見分けている。同じ品物を二重に登録したときの知らせ、買わないまま残った品物へのリマインド(7・14・21・28日後)、30日で自動的に削除する仕組みもある。
無料の範囲と、できないこと
無料プランでは、品物が20個まで(個人のリストとグループのリストは別々に数える)、リストは2つまで、グループでShare Cartを使える人数は2人まで。ライトは月110円で品物30個・3人、スタンダードは月220円で品物40個・5人だ。品物を売り場順に並べ替える機能は、無料プランでも使える。チェックを付けてまとめて完了できる画面は、無料プランでも使える。
できないことも書いておく。LINEを使っていない人とは共有できない。スマホ用アプリはなく、AlexaやGoogleアシスタントとの連携もない。ノートのような自由な書式のメモにも向かない。品名を送って消す、という使い方に絞ったサービスだ。詳しい手順は使い方ガイドにある。
どの方法を選ぶか:3つの質問で決める
5つの方法で迷ったら、次の3つを順に考えると絞れる。
- 家族と共有するのか、自分だけか。自分だけならKeepメモで足りる。共有するなら次へ
- 品物が毎日増えて、買うたびに消えるのか、一度作って見返すだけか。見返すだけならノートとアナウンス、毎日動くならボットが合う
- 担当や参加を決めたいのか。イベントの持ち寄りのように「誰がやるか」を決めたいなら、投票が使える
ひとつの方法にこだわる必要はない。持ち物の一覧はノート、日々の買い物はボット、と使い分ける方法もある。大事なのは、家族の全員が同じ場所を見ていることだ。
LINEグループでチェックリストを共有するコツ
どの方法でも、次の点を最初に決めておくと続けやすい。
- リスト専用のグループを作るか、家族のグループを使うかを決める。専用のグループなら、会話にリストが埋もれない。名前は「〇〇家 買い物」のように目的がわかるものにする
- 書き方の型を揃える。「牛乳(1L×2)」のように品名と数量を並べるだけで、買う人が迷いにくい
- 担当者を決めるときは、品物の後ろに名前を書く。イベントの買い出しなら「肉(佐藤)」のようにするだけでいい
- 済んだ品物の扱いを決める。記号を打ち替えるのか、消すのか、週に1回リセットするのか
- リストを更新するたびにメッセージが流れる方法では、更新の頻度を家族で話し合っておく。頻繁に流れるなら、まとめて1回送るルールにするのも手だ
ボットを使う場合は、書き方の型を意識しなくていい。「バナナ」と送れば追加され、「バナナ完了」と送れば消える。人が書き方を揃える手間を減らせるのが、ボットの利点だ。グループでの手順はLINEグループの作り方と設定ガイドにまとめている。
編集部の登録データでみる、LINEグループの買い物リスト
Share Cartに登録された品物を集計すると、LINEグループでの買い物リストの実態が見えてくる。Share Cart編集部調べ(2026年9月29日時点、個人を特定できない形で集計。Share Cart利用者のデータであり、日本全体の統計ではない)では、累計29,930件の登録のうち約80%(23,875件)が、LINEグループの共有リストへの登録だった。
登録から「買った」までの時間の中央値は約19時間で、24時間以内に完了した品物が57.6%、3日以内が76.9%、7日を超えたものが11.3%。多くは翌日までに買い終わっているが、1割ほどは1週間以上残る。「見返さないと忘れる」ものは、アナウンスやリマインドのように、目に入る仕組みがあると残りにくい。登録が多い品物は牛乳(1,288件)、卵(696件。「たまご」を合わせると928件)、パン(353件)、トイレットペーパー(305件)だった。
用途別の使い分け(買い物・持ち物・イベント準備)
毎日の買い物
品物が日々増えて、買ったら消える。頻度が高いので、打ち替えの手間がないボットが向く。ボットを使わないなら、グループのトークに1品ずつ送り、買った人が「買った」と返す形が現実的だ。
旅行・入園準備などの持ち物
一度作って、何度も見返すリスト。ノートに書いて、アナウンスで固定するのが合う。チェックは記号の打ち替えで足りる。詳しい持ち物の例は旅行・アウトドアの持ち物リストに載せている。
イベント・パーティーの準備
誰が何を持ってくるかを決めたいなら、投票が使える。買い出しの内容が固まったら、ノートやトークに担当者つきのリストを書く。イベントごとの進め方はイベントの買い物リスト管理で紹介した。
引っ越しなど長いチェックリスト
項目が多い長期のリストは、ノートに書いておいて、進み具合を都度更新する。家族で分担するなら、担当者名を書き添える。引っ越しのチェック項目は引っ越しチェックリストを使ってほしい。
よくある質問
Q. LINEのノートにチェックボックスは付けられる?
A. LINEみんなの使い方ガイドのノート作成のページには、チェックボックスの記載がない(2026年9月29日確認)。この記事では、記号(☐と✅)を打ち替える方法を紹介した。
Q. チェックした人はわかる?
A. 方法によって違う。ノートやアナウンスは、記号を打ち替えるだけなので、誰が済ませたかは残らない。担当者名を書き添えるとわかりやすい。Share Cartは、グループのリストに追加した人の名前が付く。
Q. 品物を追加したら、家族に通知は来る?
A. グループのトークに送ったメッセージは、通常のトークと同じ扱いになり、通知の設定に従う。ノートの投稿の通知については、公式ガイドに記載がなかった。
Q. 家族全員が友だち追加しないとShare Cartは使えない?
A. 友だち追加が必要なのは、グループにShare Cartを招待する人だ。グループにいる家族は、友だち追加をしなくても、トークに品名を送ればリストに載る。ただし、無料プランでShare Cartを使えるのはグループで2人まで。
Q. LINEのグループ全員でリストを作ると、会話と混ざらない?
A. 混ざる。普通のトークにリストを書くと、会話に流れてしまう。ノートやアナウンスで分けるか、リスト専用のグループを作ると混ざりにくい。Share Cartは、グループの会話を自動で見分けて、品物として登録しないようにしている。
参考・出典
- ノートを作成する(LINEみんなの使い方ガイド)(2026年9月29日確認)
- トークのアナウンス機能を利用する(LINEみんなの使い方ガイド)(2026年9月29日確認)
- トークの投票機能を利用する(LINEみんなの使い方ガイド)(2026年9月29日確認)
- Keepメモの基本的な使い方(LINEヘルプセンター)(2026年9月29日確認)
- グループの作成・招待・参加(LINEヘルプセンター)(2026年9月29日確認)
- Share Cart編集部調べ(登録データの集計、2026年9月29日時点)
家族のLINEグループで、送った品名をそのまま買い物リストにしたいなら、Share Cartを友だち追加してグループに招待してみてほしい。
