出産準備の基本!ママ必見の買い物リスト

出産前 買い物リストをどこから手をつければいいか分からず、ネット通販のカートに商品を入れては消す、を繰り返している人は少なくない。肌着は何枚必要か、おむつはどのサイズをどれだけ用意すればいいか、次々に迷いが出てくる。ベビー用品専門店のチェックリストは自社商品への案内が中心で、「結局いくら使うのか」「ネットと店舗のどちらで揃えるべきか」までは答えてくれないことが多い。この記事では、赤ちゃんのために出産前に揃えるものをカテゴリ別に整理したうえで、出産費用や公的な給付を踏まえた予算の立て方、購入チャネルの使い分けまで扱う。入院準備や産後の育児全体の流れを先に把握しておきたい人は、出産・育児準備の総合案内も合わせて見てほしい。

目次

  1. 出産前に揃えるものの全体像
  2. 赤ちゃんの服と肌着
  3. 授乳とおむつ替えの準備
  4. お風呂とケア用品
  5. ねんねとお出かけの準備
  6. 予算の立て方と節約
  7. ネットと店舗の使い分け
  8. 季節ごとに足すもの
  9. Share Cartの登録データでわかった「家族で買い続ける物」
  10. リストの見直しと更新
  11. よくある質問

出産前に揃えるものの全体像

出産前の買い物は、「最低限」「あると便利」「産後に買い足す」の3段階に分けて考えると迷いが減る。最低限は、退院時と生後数週間をしのぐための肌着・おむつ・授乳用品・寝具・移動手段(チャイルドシート)。あると便利は、沐浴グッズや抱っこひも、収納用品など、無くても数日は困らないが早めにあると生活が楽になるもの。産後に買い足すものは、赤ちゃんの成長やお世話の仕方が分かってから選んだ方が失敗が少ないもので、哺乳びんの本数やベビーカーの種類などが当てはまる。すべてを出産前にそろえようとすると荷物と出費がふくらむため、まずは最低限から着手し、入院中や産後の生活が見えてから残りを買い足す進め方が現実的だ。入院バッグの中身や産後のママ自身の持ち物は別記事の出産準備チェックリストで詳しくまとめているので、そちらも合わせて確認してほしい。

  • 最低限:肌着・おむつ・授乳とミルクの最小セット・寝具・チャイルドシート
  • あると便利:沐浴グッズ、抱っこひも、収納用品
  • 産後に買い足す:哺乳びんの追加、ベビーカー、季節に応じた服

赤ちゃんの服と肌着

肌着の種類と枚数の考え方

新生児期は汗をかきやすく、吐き戻しやおむつ替えの際の汚れも多いため、肌着は着替えの頻度を考えて枚数を決める。短肌着とコンビ肌着(またはツーウェイオール)を組み合わせて着せる家庭が多く、洗濯の頻度によって必要枚数は変わる。頻繁に洗濯できる環境なら少なめでも回せるし、まとめ洗いが多い家庭は多めに用意しておくと安心だ。

サイズ50〜60の選び方

新生児用の服は50〜60サイズが中心だが、成長の早さには個人差があり、あっという間にサイズアウトすることも珍しくない。出産前にまとめ買いしすぎず、退院時と最初の数週間分を目安に用意し、残りは成長を見ながら買い足す方が無駄が出にくい。

肌着を選ぶ際は、同じサイズでもメーカーによって生地の厚みや首まわりの開き方が違うことがあるため、最初から1社にそろえず数枚だけ買って着せやすさを確かめてから追加する方法もある。洗濯表示を見て、家庭の洗濯機で扱える素材かどうかも購入前に確認しておくと、洗い替えのやりくりで困りにくい。

授乳とおむつ替えの準備

母乳・ミルク両対応の最小セット

母乳で育てるかミルクを使うかは産後の状況によって変わることが多いため、出産前の時点では哺乳びんや調乳グッズを最小限そろえておき、必要に応じて買い足す考え方が無理がない。ミルクを作るときは、厚生労働省が調乳時に70℃以上のお湯を使い、作ったミルクは2時間以内に使わなかった分は廃棄するよう案内している。哺乳びんの消毒方法や授乳の進め方は、産院や助産師の指導に沿って決めるのが確実だ。

おむつは買いだめしすぎない

おむつは新生児期でもすぐにサイズが変わりやすい消耗品で、出産前に大量に買いだめすると使いきれないまま次のサイズに移ることがある。Share Cartの利用データ(後述)でも、おむつは出産後に家族が買い足し続ける品物として登録数が多い。出産前は少なめに用意し、産後に家族で買い足していく前提で計画する方が結果的に無駄が少ない。

ガーゼ・スタイは多めに用意したい

ガーゼハンカチは授乳後の口拭きや吐き戻しの処理、沐浴時の体拭きなど使い道が広く、洗い替えを考えると他の消耗品より多めに用意しておいた方が生活が回りやすい。スタイ(よだれかけ)も同様で、月齢が上がりよだれが増える時期になると使用頻度が上がるため、出産前の時点では最小限にとどめ、必要になってから買い足す家庭も多い。

ガーゼは用途を分けておくと管理しやすくなる。口拭き用、沐浴用、授乳時に肩にかけておく用と、汚れやすさが違う場面ごとに使うガーゼを分けておけば、洗濯のタイミングもそろえやすい。

お風呂とケア用品

沐浴に使うベビーバスや温度計、ガーゼ、保湿剤などのケア用品は、使う期間が数週間から数か月と比較的短いものも多い。里帰り先や自宅の浴室の広さによっては、ベビーバスを購入せずレンタルや折りたたみ式で済ませる家庭もある。使う期間の見通しが立たないうちは無理に買いそろえず、必要になってから検討する方法もある。肌に直接触れるものは、出産前に一度は実物を確認しておくと安心だ。

ねんねとお出かけの準備

寝具は硬めで平坦なものを

こども家庭庁は乳児の安全な睡眠環境として、硬めで平坦な布団やマットレスを使い、1歳になるまでは掛け布団を避け、ぬいぐるみやタオルを寝床に置かないこと、あおむけに寝かせることを案内している。見た目の良いふかふかの寝具よりも、こうした案内に沿った寝具を選ぶ方を優先したい。体調や個別の判断が必要な点は医師や助産師に確認してほしい。

チャイルドシートは退院前に必要

車で退院する予定がある家庭では、チャイルドシートは出産前に用意しておきたい。警察庁によると6歳未満の子どもへのチャイルドシート使用は運転者の義務で、使用しなかった場合の致死率は適正に使用した場合の約5.3倍というデータがある。国土交通省の案内では、乳児用は後ろ向きに装着し、助手席にエアバッグがある場合は後ろ向き装着を避けるべきとされ、車種ごとの適合表で自分の車に合うか確認できる。

ベビーカー・ベビーベッドは安全表示を確認

消費者庁は乳幼児用ベッドや3歳未満向けの玩具を対象に子供PSCマークの制度を設けており、2026年7月8日からはベッドガードとベビーカーも対象に加わる。新品でも中古でも、こうした安全表示や取扱説明書の有無を確認してから選ぶと判断材料になる。お出かけ用品全般のより詳しい持ち物はお出かけ準備のチェックリストにまとめている。

予算の立て方と節約

出産費用と出産育児一時金の関係

厚生労働省によると、出産育児一時金は子1人あたり原則50万円で、公的医療保険に加入し妊娠4か月(85日)以上で出産した場合に支給される。直接支払制度を使えば医療機関への支払いに直接充てられ、費用が一時金を下回れば差額を受け取れる。一方で、同じく厚生労働省の資料(令和6年度)による正常分娩の平均出産費用は全施設で52.0万円、都道府県別では東京都の648,309円が最も高く、熊本県の404,411円が最も低いというデータがある。地域や施設によっては一時金だけでまかなえない場合があるため、出産する施設の費用を早めに確認しておくと、ベビー用品にかけられる予算も立てやすくなる。分娩費用の見積もりは施設によって案内のタイミングが異なるので、健診の際に窓口へ聞いておくと予算の全体像がつかみやすい。

支援給付・児童手当が入る時期

こども家庭庁が案内する妊婦のための支援給付は、1回目が妊婦1人につき5万円、2回目が出産予定日の8週間前以降に胎児1人につき5万円で、申請方法は自治体によって異なる。児童手当は3歳未満で月15,000円(第3子以降は30,000円)が偶数月にまとめて支給され、出生の翌日から15日以内に市区町村への申請が必要になる。これらの給付が「いつ入るか」を把握しておくと、出産前にどこまで買うか、産後の給付を待って買い足すかの判断がしやすくなる。

お下がり・レンタル・中古の注意点

ベビーベッドやチャイルドシート、抱っこひもなどは、お下がりやレンタル、中古で済ませる家庭も多い。その場合も、破損の有無や取扱説明書の有無、対象年齢や体重の範囲、先に触れた安全表示の有無は必ず確認したい。特にチャイルドシートは事故歴の分からない中古品を避けた方がよいという考え方もあり、迷う場合は新品を検討するか、購入前に販売店や専門家に相談するとよい。

レンタルを使う場合は、返却時のクリーニング費用が別途かかるか、破損時の負担割合はどうなっているかを申し込み前に確認しておくと、あとから想定外の出費が発生しにくい。ベビーベッドや抱っこひものように使う期間が数か月と決まっている物は、購入よりレンタルのほうが総額を抑えられることもあるため、使う期間の見通しと合わせて比較するとよい。

大物と消耗品を分けて考える

予算を考えるときは、チャイルドシートやベビーベッドのような一度買えば長く使う「大物」と、おむつやミルクのように出産後も継続してかかる「消耗品」を分けて考えると全体像がつかみやすい。大物は出産前にまとめて出費が集中しやすい一方、レンタルやお下がりで抑えられる余地がある。消耗品は出産前にまとめ買いするより、産後の使用量を見ながら少しずつ買い足す方が結果的に無駄が出にくい。

ネットと店舗の使い分け

すべてをどちらか一方でそろえる必要はなく、品目によって使い分けると負担が減る。

項目ネット通販実店舗
肌着・おむつなど肌に触れる物レビューやサイズ表で確認して購入実際に触ってサイズ感を確かめられる
チャイルドシート・ベビーカーなどの大物配送してもらえるので持ち帰りの負担がない装着感や折りたたみやすさをその場で試せる
価格複数サイトで比較しやすい店舗ごとの差をその場で比べるのは難しい
返品・交換条件や送料を事前に確認する必要があるその場でスタッフに相談しやすい
妊娠後期の体への負担自宅で完結し身体への負担が少ない移動や荷物の持ち帰りで負担がかかりやすい

妊娠後期は特に、重い物や大物はネットで注文し、肌に触れる細かい物だけ店舗で確かめるという分担が現実的だ。

季節ごとに足すもの

季節ごとの違いを把握しておくと、必要な枚数や素材選びで慌てずに済む。出産予定の季節によって、追加で必要になる物は変わる。春夏生まれの場合は汗を吸いやすい薄手の肌着やガーゼ、日差しよけになるおくるみが役立つ場面が多い。秋冬生まれの場合は、厚手の肌着に加えて、室温や着せ方で体温を調整しやすいよう重ね着できる服を用意しておくと安心だ。出産予定日から逆算して季節の変わり目をまたぐ場合は、両方の季節分を少しずつ用意しておく考え方もある。エアコンや暖房の設定温度によっても必要な枚数は変わるため、出産前にすべてそろえきるのではなく、退院後の室温を見ながら数枚を買い足す前提にしておくと衣類が余りにくい。

Share Cartの登録データでわかった「家族で買い続ける物」

Share Cart編集部調べ(2026年9月13日時点、Share Cart利用者のデータで日本全体の統計ではない)によると、LINEグループで共有される買い物リストへの登録のうち、おむつは116件、グループでの「オムツ」という表記も103件登録されており、出産後も家族がリストに追加し続ける消耗品であることがうかがえる。同じ品物でも「おむつ」「オムツ」のように表記がそろっていないケースが多く見られた。買い物リストを家族で共有する場合は、表記をどちらかにそろえておくと、リスト内で同じ物が重複して並ぶことを防ぎやすい。

リストの見直しと更新

出産前に一度リストを作って終わりにせず、家族で見ながら定期的に見直すと、買い忘れや二重買いを防ぎやすい。Share Cartでは、LINEのトークにアイテム名を送るだけでリストに追加でき、パートナーをLINEグループに招待すれば、新しいアプリを入れてもらう必要なく同じリストを見てもらえる。2026年5月には、家族がそれぞれ気づかずに同じ物を追加してしまい二重買いになるのを防ぐため、同じ名前のアイテムが既にリストにある場合に知らせる機能も加えている。「新生児用おむつ 1パック」のように量まで書いておくと、代わりに買う家族が迷いにくい。入院に向けて荷物をまとめる前に一度リストを見返し、買い忘れがないかをパートナーと一緒に確認しておくと、入院直前になって慌てて買い足す事態を避けやすい。

よくある質問

Q. 出産前の買い物はいくら用意すればいい?

A. 品物の選び方によって金額は大きく変わる。出産費用の平均(令和6年度で全施設52.0万円)と出産育児一時金50万円の差、支援給付や児童手当が入る時期を踏まえて、先にベビー用品にかけられる上限を決めておくと計画が立てやすい。

Q. 新生児用おむつは何パック買えばいい?

A. 体格の変化でサイズがすぐに合わなくなることが多いため、出産前は少なめに用意し、産後に家族で買い足していく前提で考えるとよい。

Q. チャイルドシートは出産前に必要?

A. 車で退院する予定があるなら必要になる。6歳未満の子どもへの使用は運転者の義務とされており、乳児用は後ろ向きに装着し、車種ごとの適合表で確認しておきたい。

Q. お下がりや中古のベビーベッドは使ってもいい?

A. 子供PSCマークなどの安全表示や取扱説明書の有無、破損がないかを確認して選ぶ。寝具は硬めで平坦なものを使い、1歳になるまで掛け布団は避けるという案内もある。

Q. ネットと店舗、どちらで買うのがいい?

A. 肌に触れる物や大物は実店舗で確認し、価格を比較したい消耗品はネット通販で、というように品目ごとに使い分けると負担が少ない。

Q. 沐浴グッズは出産前に買っておくべき?

A. 使う期間が短いアイテムなので、実家や里帰り先に既にある場合はまず借りられないか確認するとよい。手に入らない場合のみ、退院後すぐ使えるよう出産前に最小限を用意しておく。

Q. パートナーと買う物を分担する場合、何を基準に決めればいい?

A. 大物(チャイルドシート・ベビーベッドなど)は組み立てや取り付けの担当を決め、消耗品(おむつ・肌着など)は買い足しのタイミングを気づいた方が共有リストに書き足す運用にすると、どちらか一方に偏りにくい。

参考・出典

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