同棲で「あってよかった」「いらなかった」もの一覧|買う前に確認したい体験談
同棲 いらなかったもので検索する人は、必要な物の一覧よりも「買って後悔しないための判断材料」を求めていることが多い。この記事では、リビング・寝室・キッチン・家電をカテゴリ別に分け、「あってよかった」「いらなかった」「後から買えばよかった」の3区分で整理する。なぜそう分かれるのかを、部屋の広さ・生活リズムの違い・持ち寄りの重複という観点から説明していく。必要な物の網羅的なリストと費用目安は、別記事「同棲生活に必要なものリスト」にまとめているので、そちらもあわせて読んでほしい。
買う前に二人で確認したい3つの前提
部屋の広さと搬入経路
「あってよかった」か「いらなかった」かは、実は物そのものの良し悪しより、部屋の広さに合っていたかどうかで決まることが多い。同じダイニングセットでも、広いLDKでは快適に使え、ワンルームでは生活スペースを圧迫する。買う前に部屋の図面と家具の寸法を照らし合わせる作業を省くと、後悔につながりやすい。家具のサイズだけでなく、実際に人が動くための余白がどれくらい残るかまで確認しておくと、購入後の圧迫感を防ぎやすい。
生活時間のずれ
二人の生活時間が大きくずれている場合、共用を前提に選んだ物がうまく機能しないことがある。例えば起床・就寝の時間が違う二人が同じベッドを使うと、片方の睡眠を妨げてしまうことがある。生活リズムが違うほど、共用より個別のほうが向く物が増える。仕事のシフトが違う、在宅勤務と出社が混在しているといった場合は、照明やデスクなども個別に用意したほうが、お互いのストレスを減らせることがある。
持ち寄れる物の棚卸し
そもそも何を持ち寄れるのかを最初に整理していないと、新調してから「実は持っていた」と気づくことになる。場所別の必要な物の網羅リストは別記事「同棲生活に必要なものリスト」にまとめているので、まずはそちらで持ち寄りの候補を洗い出してから、この記事の判断材料を使ってほしい。
棚卸しの段階では、単に「持っている・持っていない」だけでなく、購入からの年数や状態も一緒に書き出しておくとよい。同じ冷蔵庫でも、購入して間もない物と何年も使い込んだ物とでは、持ち寄る価値も処分の判断も変わってくる。
リビング
あってよかった
各自の収納スペースを分けて用意しておくことは、あってよかったという声が多く挙がっている傾向にある。共有のリビングであっても、自分の物を置ける場所が確保されていると、生活のストレスが減りやすい。共有と個人の空間を最初から分けておくという考え方は、リビングだけでなくクローゼットや棚の使い方にも当てはめられる。
いらなかった
大きなダイニングセットや大型のソファは、部屋を圧迫してしまうという声が挙がりやすい家具の代表例だ。不動産系メディアのアンケートでも、普段使わない食器やホットプレート、座椅子などが「不要だった」の候補として挙げられる傾向がある(at homeの公開情報より)。持ち寄りで二人分のダイニングテーブルや食器棚が重複した場合は、必ずしも両方を置く必要はないと考えたほうがよい。
こうした大型家具が「いらなかった」に分類されやすい背景には、家具そのものの質ではなく、部屋の広さに対して大きすぎたという事情が多い。同じダイニングセットでも、2LDK以上の広い部屋では問題にならないケースもあるため、購入前に自分たちの部屋の広さと照らし合わせて判断することが欠かせない。
後から判断
ラグやテレビ台のようなインテリア用品は、住み始めてから部屋の雰囲気や動線を見て選んだほうが失敗しにくい。入居前に慌てて決める必要はない。カーテンのように採寸が必要な物だけは入居前に手配し、それ以外の装飾品は生活が落ち着いてから少しずつ揃えるくらいのペースで十分だ。
観葉植物や壁掛けの装飾品も、後から判断してよい物の代表例だ。入居直後は段ボールや家具の配置に部屋のスペースを取られがちで、装飾品を置く場所を確保しづらい。荷解きが一段落してから、余ったスペースを見ながら選ぶほうが、置き場所に困らずに済む。
寝室・寝具
別々の寝具にしてよかったという声
寝具については、掛け布団や枕を別々にしたほうが快適だったという声が多く挙がる傾向にある。就寝時間や好みの寝具の硬さが違う場合、無理に一つに揃えようとしないほうが、双方の睡眠の質を保ちやすい。マットレスの硬さの好みが分かれる場合は、シングルサイズを二台並べるという選択肢も検討する価値がある。
大きいベッドの搬入・置き場所
ダブルベッドやクイーンサイズのベッドは、搬入経路や部屋のドア幅を確認しないまま購入すると、組み立てられない、部屋に入らないといった事態につながる。事前チェックの段階で寸法を測っておくことが欠かせない。分割式のフレームであれば搬入経路の制約を受けにくいため、部屋が狭い、廊下が曲がっているといった場合は、組み立て方式のベッドを検討する価値がある。
置き場所についても、ベッドを壁際に寄せるか部屋の中央に置くかで、周囲に必要な余白の広さが変わる。二人で寝返りを打つスペースや、ベッドメイキングのために動き回れる余白まで想定しておくと、購入後に「部屋が狭く感じる」という後悔を避けやすい。
背の高い家具と転倒防止
東京消防庁の資料では、地震による負傷者のうち3〜5割は屋内の家具類の転倒・落下・移動によるものとされている。背の高いタンスや本棚を寝ている場所の近くに置くと、就寝中の地震でリスクが増す。寝室には背の低い家具を選ぶか、L型金具などで固定することが望ましい。
キッチン・水回り
普段使わない食器・ホットプレートは後回し
来客用の食器セットやホットプレートのような、使用頻度が低い調理家電は、持ち寄っても収納場所を圧迫するだけになりやすい。日常的に使う食器・調理器具を優先し、来客用品は必要になったタイミングで買い足すという考え方もできる。
ホットプレートのように使用頻度が季節で変わる調理家電は、収納場所を確保できるかどうかも判断材料になる。年に数回しか使わない物を出し入れしやすい場所に置いてしまうと、日常使いの調理器具の置き場所が圧迫されるため、使う頻度と収納の優先順位をセットで考えたい。
キッチン用品は二人分を単純に足し合わせると、収納棚に入りきらないことがほとんどだ。まずは毎日使う分だけを厳選して持ち寄り、残りは一時的に実家に置かせてもらう、フリマアプリで手放すといった形で減らしておくと、新居のキッチンが使いやすくなる。
冷蔵庫は2人360〜410L基準
パナソニックの公式情報による計算式では、2人暮らしの冷蔵庫容量はおよそ360〜410Lが目安とされている。どちらか一方が使っていた一人暮らし用の冷蔵庫(150L前後が多い)をそのまま持ち込むと、容量不足で「小さすぎた」と感じる原因になりやすい。持ち寄りを検討する際は、まず容量を確認することが判断の第一歩になる。
逆に、二人ともファミリーサイズの冷蔵庫を持っていた場合は、どちらか一台で十分に足りることが多い。この場合は新調する必要がなく、余った一台をどう処分するかが検討課題になる。容量が足りるかどうかを先に判断してから、持ち寄るか処分するかを決める順番にすると、二度手間を防げる。
家電
洗濯機は1人1日1.5kgで考える
日立の公式情報では、洗濯物の量は1人1日あたり約1.5kgが目安とされる。2人暮らしでは1日あたり約3kgが基準になるが、まとめ洗いをする頻度や大物の洗濯があるかどうかで、実際に必要な容量は変わってくる。一人暮らし用の洗濯機を持ち寄ると、この基準に対して容量が足りず、頻繁に洗濯する羽目になることがある。
お掃除ロボット・乾燥機能は生活リズム次第
お掃除ロボットやドラム式洗濯乾燥機のような便利家電は、あってよかったという声が挙がる一方、部屋の広さや生活リズムによっては十分に使いこなせないこともある。在宅時間が短く洗濯物を干す時間が取りにくい二人には乾燥機能が向くが、逆に在宅時間が長く天日干しを好む二人には過剰投資になる場合もある。
導入するかどうかを迷ったら、二人の帰宅時間と洗濯・掃除の頻度を先に洗い出しておくとよい。平日はほとんど家にいない生活なら乾燥機能の恩恵が大きく、休日にまとめて家事をする生活なら、その便利さを実感する場面が少なくなることもある。
お掃除ロボットについても、床に物が多い部屋では十分に稼働できず「結局手で掃除している」という状態になりやすい。導入するなら、床にコードや小物を置かない生活スタイルに合わせられるかどうかを、先に確認しておいたほうがよい。
二台ある家電はリサイクル券が必要
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンが二人とも手元にある場合、いずれかは家電リサイクル法の対象品目にあたる。家電リサイクル券センターの案内によると、処分にはリサイクル券が必要で、粗大ごみとして出すことはできない。「とりあえず両方持ってきて後で決めよう」とすると、結局処分の手間だけが残ることになりやすい。
Share Cartの登録データでわかった「入れたけど買わなかった」物の多さ
Share Cart編集部調べ(2026年9月13日時点)によると、登録された品物のうち完了(実際に買った)が19,238件である一方、削除(買わずにリストから消した)も3,075件ある。リストに入れてから買わない判断に至る品物は珍しくないということだ。同棲の買い物でも、いったん候補として書き出してから、二人で話し合って買わないと決める物が出てくるのは自然な流れだと言える。候補を入れてから削っていく使い方は、同棲の家具・家電選びにもそのまま応用できる。
また、登録から完了までの時間は中央値19時間で、24時間以内に完了する品物が57.6%を占める一方、7日を超えて残る品物も11.5%ある(編集部調べ)。日用品はすぐに買われる一方、家具・家電のような判断に時間がかかる物は、リストに残ったまま検討が続く傾向があると考えられる。この「すぐ決まる物」と「時間がかかる物」の違いは、同棲の買い物にもそのまま当てはまる。トイレットペーパーのような消耗品は迷わず買われる一方、ソファやベッドのような大型家具は、二人で相談しながら時間をかけて判断されているとみてよい。なお、これらの数値はShare Cart利用者の登録データであり、日本全体の統計ではない。
買う前の注意点と意見調整
使う頻度が高い人の意見を優先
キッチン用品は料理を担当する側、リビングのレイアウトは在宅時間が長い側というように、その物をより頻繁に使う人の意見を優先すると、話し合いがまとまりやすい。どちらも同じくらいの頻度で使う物については、機能面での優先順位(価格より使いやすさなど)を先に決めておくと、意見が対立しにくい。
優先順位の基準を先に言葉にしておくと、個別の品物ごとに意見が割れたときも、その基準に立ち返って判断しやすくなる。「価格を優先する」「デザインより収納力を優先する」など、二人で合意できる基準を1つか2つ決めておくだけでも、話し合いにかかる時間を減らせる。
「保留」リストを作り様子を見る
その場で決められない家具・家電は、無理に結論を出さず「保留」として1〜2週間ほど様子を見る方法もある。実際に生活を始めてから、本当に必要かどうかがはっきり見えてくることが多い。
Share Cartのグループリストで保留と買うを整理
候補と決定を分けて管理したいなら、Share Cartのグループリストが使える。LINEのトークに候補の品名を送るだけでリストに追加され、二人で「保留」「買う」を話し合いながら整理できる。ただし、7・14・21・28日後にはリマインドが届き、30日経過すると自動で削除される仕様になっているため、大型家具のように検討期間が長くなる候補は、期限を意識しながら管理する必要がある。
2026年5月には、同じ物を二人が別々に登録しようとすると知らせる機能も追加されている。「これ買っておいた」という報告が漏れて、もう一方が重ねて買ってしまうといった行き違いを防ぎやすい。持ち寄りの重複だけでなく、購入後の重複も避けられる点は、同棲を始めたばかりの二人には特に役立つはずだ。
よくある質問
Q. 同棲でいらなかったと言われやすい物は何ですか?
A. 公開されている経験者アンケートの傾向としては、大きなダイニングセット、普段使わない食器、ホットプレート、座椅子などが挙げられることが多い(at homeの公開情報より)。ただし部屋の広さやライフスタイルによって当てはまり方は異なる。
Q. 一人暮らしの冷蔵庫を持ち寄っても大丈夫ですか?
A. 2人暮らしの目安はパナソニックの公式情報でおよそ360〜410L。一人暮らし用の冷蔵庫は多くが150L前後のため、容量を確かめてから判断したほうがよい。
Q. 二人とも洗濯機を持っていたらどうすればいいですか?
A. 一台は処分することになる。冷蔵庫と同じく家電リサイクル法の対象品目のため、処分にはリサイクル券が必要になる。
Q. 迷っている家具はいつ買えばいいですか?
A. 住み始めてから、実際の生活動線を見てから決めることをすすめる。保留リストに入れておき、必要性がはっきりしてから購入すると失敗が少ない。特に大型家具は、部屋の使い方が固まる前に買ってしまうと配置換えが難しくなるため、急いで結論を出さないほうがよい。
Q. ベッドは一緒と別々のどちらがいいですか?
A. どちらが正解ということはない。生活時間や寝具の好みが近ければ一緒でも問題ないが、時間帯がずれている場合は別々の寝具のほうが快適だったという声が多く挙がる傾向にある。
Q. 「あってよかった」と「いらなかった」はどう見分ければいいですか?
A. 部屋の広さに合っているか、二人の生活時間に合っているか、持ち寄りで重複していないかの3点を先に確認すると判断しやすい。この3つが揃っていない状態で購入すると、後悔につながりやすい傾向がある。
Q. 保留にした家具を結局買わないと決めた場合、どうすればいいですか?
A. リストから削除して構わない。Share Cartの登録データでも、リストに入れてから実際には買わずに削除される品物は一定数あり、候補を出してから絞り込むのは珍しい使い方ではない。
参考・出典
- 冷蔵庫の容量の選び方(パナソニック公式)(2026年9月確認)
- 洗濯機の容量の選び方(日立公式)(2026年9月確認)
- 家電リサイクル券制度の対象品目(家電リサイクル券センター)(2026年9月確認)
- 家具類の転倒・落下・移動防止対策(東京消防庁)(2026年9月確認)
- 同棲カップルの必要な物・不要な物(at home)(2026年9月確認、経験者アンケートの傾向として参照)
買うか迷う家具・家電を二人で整理したいならShare CartをLINEで友だち追加して、グループリストに候補を書き出してみてほしい。
