iPhoneのメモで買い物リストを作る方法|チェックリストの使い方と家族との共有

スーパーに着いてから「あれ、何を買うんだっけ」と固まる。そんなとき、iPhoneに最初から入っている「メモ」アプリのチェックリストが役に立つ。アプリを新しく入れる必要はなく、買った物の丸をタップして消していくだけで、買い物リストとして使える。

私たちShare Cart編集部は、LINEで買い物リストを共有するサービスを運営している。その立場から、この記事ではiPhoneのメモで買い物リストを作る手順を、Appleサポートの公式ページで確認できた範囲で書く。チェックの付け方、買った物を下へ送る設定、家族と共有する手順、そして共有がうまくいかない場面まで扱う。画面の文言はiOSのバージョンで変わるので、違いがあるところには「iOS 18以降の場合」のように書き添えた。

公式ページに書かれていないことは、断定しない。特に、iPhoneを使っていない家族(Androidなど)がメモの共有に参加できるかは、Appleのページでは確認できなかった。その点は該当の節で正直に書いている。

目次

  1. メモのチェックリストで買い物リストを作る手順
  2. 買った物を自動で下に送る設定
  3. 毎回使う買い物リストにする3つのコツ
  4. メモの買い物リストを家族と共有する手順
  5. 共有の前提と限界:相手もApple製品が必要か
  6. メモとリマインダーの使い分け
  7. Androidの家族がいるとき、アプリを増やしたくないとき
  8. 編集部の登録データでみる、買い物リストの書き方
  9. よくある質問

メモのチェックリストで買い物リストを作る手順

まず一人で使う場合の作り方。Appleサポートの「メモアプリでチェックリストを作成する」に沿って、順番に書く。

  1. 「メモ」アプリを開く。
  2. 新規作成のボタンをタップして、新しいメモを作る。
  3. タイトルを入力する。たとえば「買い物リスト」。入力したら「改行」をタップする。
  4. チェックリストのボタンをタップする。ここから先がリストになる。
  5. 品名を入力して「改行」をタップする。タップするたびに、次の項目が追加される。
  6. 買い物中は、買った物の白い丸をタップする。その項目が「実行済み」になる。

すでに書いてあるメモの途中に、リストを差し込むこともできる。リストにしたい位置にカーソルを置いて、チェックリストのボタンをタップすればいい。

できあがったリストは、あとから整えられる。Appleのページに載っている操作は次の3つだ。

  • 項目をドラッグして、好きな場所へ並べ替える。
  • 項目を右にスワイプするとインデント(字下げ)が付き、左にスワイプすると外れる。
  • 買い終わった項目にチェックを付ける。すべての項目のチェックを外して、最初からやり直すこともできる。

なお、メモをiCloudで使う設定にしておくと、メモアプリの新しい機能をそのまま使える。Appleのページでは、「設定」>「アプリ」>「メモ」>「デフォルトアカウント」で「iCloud」を選ぶ方法が案内されている(2026年9月30日確認)。次に紹介する共有も、iCloudに置いたメモが前提になる。

買った物を自動で下に送る設定

買い物リストは、チェックを付けるたびに残りの数が減っていくと使いやすい。チェックを付けた項目がリストの途中に居座ったままだと、「まだ買っていない物」がどれか、目で探すことになる。

これを防ぐ設定が用意されている。チェックを付けた項目を、リストの一番下へ自動で動かす設定だ。

  1. 「設定」アプリを開く。
  2. 「アプリ」>「メモ」の順に進む(iOS 18以降の場合)。
  3. 「チェックした項目を並べ替え」をタップする。
  4. 「自動」を選ぶ。

「手動」を選ぶと、チェックを付けても項目はその場に残る。買った物を見た目で確認したい人は、あえて手動にしておく手もある。

iOS 17以前を使っている場合は、「アプリ」を挟まない「設定」>「メモ」の並びになる。Appleのページに書かれているのはiOS 18以降の画面で、それより古いiOSでの項目名は、編集部では確認できていない。見つからなければ、メモの設定画面を上から順に見てほしい。

毎回使う買い物リストにする3つのコツ

買い物のたびにメモを作り直すのは手間がかかる。毎週同じメモを使い回すための工夫を、Appleのページで確認できた機能の範囲で3つ挙げる。

1. メモをリストの先頭にピンで固定する

メモが増えてくると、買い物リストを探すだけで時間を取られる。Appleの「メモをフォルダに整理する」には、重要なメモをメモリストの先頭に固定する方法が載っている。メモリストで買い物リストのメモを長押しして「メモをピンで固定」をタップする。または、メモを右にスワイプして、ピンのボタンをタップする。

2. 買い終わったらチェックを外して、そのまま次の週に使う

毎週買う物(牛乳、卵、食パンなど)は、リストに残しておく。買い終わったら、チェックを外して再利用する。Appleのページには、すべての項目のチェックマークを解除してやり直せると書かれている。操作の場所までは書かれていないため、ここでは手順を省く。手で丸をタップし直すだけでも、元に戻せるはずだ。

3. 売り場ごとに見出しを付ける

店の中を歩く順に並べておくと、行ったり来たりが減る。メモには見出しの機能がある。見出しにしたい文字を選んで、フォーマットのボタンから「見出し」か「小見出し」を選ぶ。Appleのページによると、こうして作ったセクションは、折りたたんだり広げたりもできる。

たとえば「野菜」「肉・魚」「乳製品」「日用品」を見出しにして、その下に品名を並べる。ただし、メモには品名を売り場ごとに自動で分ける機能があるとは、Appleのページには書かれていない。見出しに合わせて自分で並べる必要がある。

メモの買い物リストを家族と共有する手順

家族の誰かが買い物へ行くとき、同じリストを見られると便利だ。メモは、メモ単位でも、フォルダ単位でも共有できる。Appleの「メモアプリで共同作業ができない場合」に書かれている手順(iOS 18以降)は次のとおり。

  1. メモアプリを開き、「すべてのiCloud」フォルダから目的のメモを開く。
  2. 画面上部の共有ボタンをタップする。メモがロックされているときは、先にロックを解除する。
  3. メモのタイトルの下で「共同作業」を選ぶ(もう一つの選択肢は「コピーを送信」)。
  4. 権限を変えたいときは、「参加依頼された人のみが編集できます」をタップして、参加対象や権限、ほかの人による参加依頼を許可するかを選ぶ。
  5. 「メッセージ」または「メール」を選んで、参加依頼を送る。

相手が依頼を受け入れると、同じメモを一緒に編集できる。変更は、リアルタイムで全員に表示される。

画面の文言が違って見える理由

Appleのページによって、ボタンの呼び名が少しずつ違う。「メモアプリでチェックリストを作成する」では「共同制作」、「メモアプリで共同作業ができない場合」では「共同作業」と書かれている。iOS 27のユーザガイドでは、「リンクを共有」というメニューも登場した。同じ機能の呼び名が、バージョンや記事によって揺れているだけなので、自分の画面に合う名前を探せば足りる。

権限を「編集」か「閲覧のみ」で選ぶ

共有するときは、参加者に何を許すかを決められる。「編集可」なら、相手もリストに品名を足したり、チェックを付けたりできる。「閲覧のみ」なら見るだけだ。

家族の買い物リストなら、たいてい「編集」を選ぶことになる。「自分が買い物に行くから、家族には見てもらうだけ」という使い方をするなら「閲覧のみ」でいい。所有者は、あとから設定を変えられる。

誰が変更したかを見る

共有したメモで、誰がいつ変えたかは、メモを右にスワイプするか、「アクティビティ」カードを上にスワイプすると確認できる。メモリストでは、最後に見てから変更があったメモのタイトルの左に、オレンジ色のドットが付く。

共有の前提と限界:相手もApple製品が必要か

共有がうまくいかないとき、確認する点は限られている。Appleの「メモアプリで共同作業ができない場合」は、次の条件を挙げている。

  • 自分も相手も、iPhone/iPadを最新のiOS/iPadOSにしておく。
  • どちらもApple Accountにサインインしている。
  • 「設定」から自分の名前>「iCloud」>「メモ」を開き、「このiPhoneを同期」がオンになっている。
  • ロックしたメモ、またはロックしたメモを含むフォルダは、共同作業できない。
  • 1つのメモで共同作業できるのは、最大100人まで。

相手がAndroidだったら

ここが一番の分かれ目になる。同じAppleのページの英語版に、次の趣旨の記述がある。iOS/iPadOS 26以前では、メモの共同作業ができるのは、Apple製デバイスでApple Accountにサインインしている相手だけだ。日本語版にも「相手がApple製デバイスを持ち、そのデバイスでApple Accountにサインインしている場合にのみ可能」とある。うまくいかないときは、メモのコピーをメールやメッセージで送る、という代わりの手段も案内されている。

iOS 27以降では、共有の選択肢が増えた。英語版のページによると、「リンクを知っている人」に共有する設定や、アクセスのリクエスト、「編集」「閲覧とダウンロードのみ」という権限が加わっている(日本語版のページには、この説明はまだ反映されていない)。

ただし、iOS 27でApple製デバイスを持たない相手(Androidなど)が、メモの編集に参加できるようになったのかは、Appleの公式ページに明記がない。編集部でも、実機での確認はしていない。「リンクを知っている人」と聞くと誰でも開けそうに思えるが、Androidの家族が実際に同じメモを更新できるかは、この記事では断定しない。家族にAndroidの人がいるなら、その人の端末で試してから、共有の運用を決めてほしい。

メモとリマインダーの使い分け

iPhoneには、買い物リストに使えるアプリがもう一つある。「リマインダー」だ。iOS 17以降は、リストを作るときに「リストタイプ」で「買い物リスト」を選べる。項目を足すと、「農産物」「精肉」「冷凍食品」といった売り場のカテゴリに自動で分かれる。

メモとリマインダーは、どちらも家族と共有できる。違いは、買い物のどの場面に向くかだ。Appleのページで確認できた点を、次の表にまとめた(2026年9月30日確認)。

比べる点メモリマインダー
売り場ごとの自動分類説明なし(見出しを自分で付けて並べる)「買い物リスト」タイプで自動分類。日本語で使うにはiOS 18が必要
担当者の割り当て説明なし(@で共同作業者に知らせる)できる(項目ごとに担当者を割り当てる)
共有後の通知メッセージで参加依頼した場合、変更のアップデートがスレッドに出る共有リストで「追加されたとき」「実行済みになったとき」の通知を切り替えられる
共有の権限「編集」か「閲覧のみ」を選ぶ参加者は追加・編集・削除・実行済みにできる
買い物以外の書き込み文章、写真、表、リンクなどを1つのメモに入れられる1項目ずつを管理する形式
共有の相手の条件iOS 26以前はApple製デバイスが必要(公式)。iOS 27のAndroid対応は記載なし参加者はApple Accountでサインインし、iCloudのリマインダーをオンにする。Androidの可否は確認できず

使い分けの目安を、編集部なりに書く。

  • 売り場ごとに分けて、効率よく回りたい。誰が買うかを決めたい → リマインダー
  • 買い物リストに、レシピの分量や店のメモも一緒に書いておきたい → メモ
  • いつも同じ物を買うので、チェックを外して使い回したい → どちらでも向く

この記事は、メモを選んだ人に向けて、メモでできることと、公式ページで確認できなかったことを分けて書いた。

専用アプリとの比較は、iPhone向けの買い物リストアプリを標準アプリと比べた記事にまとめてある。

Androidの家族がいるとき、アプリを増やしたくないとき

家族にAndroidの人がいる。あるいは、家族に「新しいアプリを入れて」と頼むのが面倒だ。そんな家庭では、メモの共有だけに頼らない方が、迷わずに済む。選択肢を4つ並べる。

1. メモの「コピーを送信」で、その場の内容だけ渡す

共有ボタンの「コピーを送信」なら、メモの内容をメールやメッセージで送れる。相手の端末や設定を選ばない。ただし、送ったあとにこちらが書き換えても、相手のコピーは変わらない。「今日はこれを買ってきて」と一度だけ伝える使い方に向く。

2. Google Keepで共有する

Androidの標準的なメモアプリの一つが、Google Keepだ。iPhoneでもアプリを入れれば使える。家族のスマホがまちまちなら、Keepに統一する手がある。手順はGoogle Keepで買い物リストを家族と共有する方法で書いた。Androidの家族向けの無料アプリは、Androidの無料の買い物リストアプリの選び方で比べている。

3. LINEのグループで作る

家族のLINEグループは、iPhoneでもAndroidでも同じように使える。LINEのノートやアナウンスなどを組み合わせたチェックリストの作り方は、LINEで家族の買い物チェックリストを作る方法に書いた。

4. Share Cart(編集部の運営サービス)をLINEグループに招待する

ここだけ、私たちの運営するサービスの紹介になる。Share Cartは、LINE公式アカウントを友だち追加して、買い物の品名をトークに送ると、そのままリストに入る仕組みだ。家族と共有するときは、Share Cartを家族のLINEグループに招待する。家族は新しいアプリを入れなくていい。iPhoneでもAndroidでも、LINEが使えればリストを見られる。

メモの共有と比べたときの違いを、一つだけ挙げる。メモは、相手にも「Apple Accountでサインインしたデバイス」という条件がつくが、Share CartはLINEのアカウントがあれば足りる。一方で、メモのように文章や写真をひとつのページに自由に書き込む使い方には向かない。買う物を並べることに絞ったサービスだ。

料金は、無料プランなら、アイテムは個人のリストで10個、グループごとに10個まで。グループのメンバーは2人まで(2026年9月時点)。家族が3人以上なら、有料プランの範囲になる。詳しくは使い方ガイドを見てほしい。iPhoneのメモで足りるなら、Share Cartを使う必要はない。共有の相手にAndroidがいるときに、選択肢の一つとして思い出してもらえれば十分だ。

編集部の登録データでみる、買い物リストの書き方

Share Cartに登録された品物のデータから、買い物リストの書き方について気づいたことを書く。これはShare Cart利用者のデータで、日本全体の統計ではない(Share Cart編集部調べ、2026年9月13日時点)。

  • 登録された品物は累計24,133件。そのうち約79%は、LINEグループの共有リストへの登録だった。個人のリストは約21%にとどまる。
  • よく登録される品物は、牛乳(1,060件)、卵(576件)、パン(314件)、トイレットペーパー(248件)、ヨーグルト(245件)、納豆(230件)の順だった。
  • 「卵」と「たまご」のように、同じ品物の表記ゆれが多い。「卵」の576件に「たまご」の183件を合わせると、759件になる。

この結果から、メモで共有するときの工夫が二つ浮かぶ。

一つ目は、品名の書き方をそろえること。家族の誰かが「卵」、別の誰かが「たまご」と書くと、同じ物がリストに二重に並ぶ。家族で共有するメモでは、「卵は漢字で書く」「洗剤は種類まで書く」のように、ざっくりした決まりを作っておくと、二重買いが減る。ちなみにShare Cartは、同じ品物を二重に登録しようとすると知らせる機能を、2026年5月に追加した。家族が別々に同じ物を追加して、二重買いになるのを防ぐためだ。

二つ目は、日用品の見出しを作っておくこと。グループの共有リストでは、トイレットペーパーやキッチンペーパー、ティッシュといった日用品が上位に入る。家の誰かが気づいて、買う人に伝える流れになりやすいからだと、編集部は見ている。メモでも日用品の見出しを1つ置いておけば、家族が気づいたときに書き込みやすい。

よくある質問

Q. チェックを付けたのに、項目が下に移動しません。どうすればいいですか?

A. 「設定」>「アプリ」>「メモ」の「チェックした項目を並べ替え」が「手動」になっている可能性がある(iOS 18以降の場合)。「自動」に切り替えると、チェックを付けた項目が、リストの一番下へ移る。

Q. メモを共有したのに、相手が編集できません。何を確認すればいいですか?

A. Appleのページで挙げられている確認点は、次のとおり。①権限が「閲覧のみ」になっていないか ②メモがロックされていないか(ロックしたメモは共同作業できない)③相手がApple製デバイスでApple Accountにサインインしているか ④相手のiCloud設定で、メモの同期がオンになっているか ⑤双方のiOS/iPadOSが最新か。それでも編集できないときは、メモのコピーを送る手がある。

Q. Androidの家族は、共有したメモを見られますか?

A. Appleの公式ページでは確認できなかった。iOS/iPadOS 26以前は、共同作業の相手もApple製デバイスが必要と書かれている。iOS 27で「リンクを知っている人」への共有が加わったが、Androidの端末から編集に参加できるかは、公式に明記されていない。確実に渡したいなら、メモのコピーを送るか、Google KeepやLINEなど、お互いの端末で使える手段に切り替える方が確かだ。

Q. 共有を止めたいときは、どうすればいいですか?

A. 共有したメモの所有者が、共有ボタンから「共有メモを管理」(フォルダなら「共有フォルダを管理」)を開く。参加者を一人ずつ削除するか、参加依頼をキャンセルする。まるごと止めるなら「共有を停止」を選ぶ。注意点として、Appleのページによると、共有を停止すると、そのメモは他の参加者のデバイスから削除される。家族が見返したいメモなら、停止する前にひと言伝えておくといい。

Q. 何人まで共有できますか?

A. Appleのページでは、メモアプリで最大100人による共同作業が可能とされている(2026年9月30日確認)。家族の買い物リストで上限に届くことは、まずない。

参考・出典

家族のスマホがiPhoneだけとは限らない、という家庭なら、LINEのグループにそのまま買い物リストを置く手もある。Share Cartを友だち追加して、品名を1件送ってみるところから試せる(無料プランあり)。

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