一人暮らし 買い物リストで検索する人の多くは、引越しの日が迫っているのに何を先に買えばいいかわからず焦っている状態だと思います。家具・家電・日用品を全部一度に揃えようとすると予算オーバーになりますし、逆に何かを買い忘れると初日から不便な思いをします。この記事では、必要なアイテムを「初日」「1週間以内」「あると便利」の3段階に分けて整理し、男女別に足したいもの、費用を抑える優先順位、そして入居後に毎月かかる費用まで、社会人・転勤者を含めた一人暮らし全般向けにまとめました。
目次
- 一人暮らしの買い物リストは「3段階」で考える
- 引越し初日に必要なもの
- 1週間以内に揃えたい家具・家電
- あると便利なもの・人によって必要なもの
- 男女別に足したいアイテム
- 費用を抑える方法
- 初期費用だけでなく毎月のランニングコストも見る
- 忘れがちな「備え」:3日分の食料と水
- Share Cartの登録データでわかった、買い足しが続く日用品
- 一人暮らしの買い物リストを活用する方法
- よくある質問
一人暮らしの買い物リストは「3段階」で考える
一人暮らしの買い物で失敗しやすいのは、「とりあえず全部買う」か「必要になってから慌てて買う」のどちらかに寄ってしまうことです。物件によって備え付け設備が違うため、まず何が部屋に元からあるかを確認してから、初日・1週間・それ以降の順にリストを分けると無駄が出にくくなります。
部屋の備え付けを先に確認する
照明器具、カーテンレール、エアコン、ガスコンロが部屋に備え付けかどうかは物件によって大きく異なります。内見の段階、それが難しければ契約時の重要事項説明や図面で確認しておくと、入居してから「照明がなくて真っ暗」という事態を避けられます。特に照明とカーテンは、これがないと初日の夜から困る設備なので優先度が高いアイテムです。
ガスコンロも都市ガスかプロパンガスかで使える機種が異なるため、備え付けでない場合は入居前にガス会社への開栓連絡とあわせて手配しておくと、初日の食事づくりで困りません。浴室乾燥機や独立洗面台の有無も、部屋干し用の突っ張り棒やドライヤーの置き場を用意するかどうかの判断材料になるため、あわせて確認しておきたいポイントです。
引越し初日に必要なもの
初日は荷解きと最低限の生活動作ができれば十分です。全部を完璧に揃える必要はありません。
寝具・カーテン・照明
布団または寝具一式、カーテン(レールがある場合)、照明器具(備え付けがない場合)は初日から使うものです。特にカーテンは外から室内が見えてしまうため、日中に入居する場合でも初日中に取り付けたいアイテムです。照明は工事不要のシーリングライトを選べば、初日の夜のうちに自分で設置可能です。
すぐ使う日用品
トイレットペーパー、タオル、ゴミ袋、洗剤(食器用・洗濯用どちらか一方でも)、スマートフォンの充電器、歯ブラシは初日から必要です。これらは引越し前に自宅から荷物としてまとめて持っていくか、新居近くのドラッグストアで先に買っておくと、荷解きの合間に困りません。ハンガーや突っ張り棒式の簡易ラックも、段ボールから衣類を出してすぐしまえるため、初日のうちに用意しておくと部屋が散らかりにくくなります。
あわせて、玄関や廊下の幅を採寸しておくと、後で冷蔵庫や洗濯機を搬入する際に「ドアを外さないと入らない」といったトラブルを避けられます。荷造りの段階で、初日に開ける段ボールと後から開けてよい段ボールを分けておくのも、当日の作業をスムーズにするコツです。
1週間以内に揃えたい家具・家電
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジは、初日になくても数日は耐えられますが、1週間以内には稼働させたい家電です。
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジは容量とサイズで選ぶ
これらは搬入経路と設置スペースの採寸を先に済ませてから注文しないと、玄関やドアを通らない、置き場所に収まらないというトラブルが起きます。自炊の頻度が低い人は冷蔵庫は小さめでも足りますが、まとめ買いをする予定なら容量に余裕を持たせたほうが結果的に食品ロスも防げます。洗濯機は縦型かドラム式かで設置スペースの奥行きが変わるため、防水パンのサイズも合わせて確認しておくと安心です。
新生活シーズンは家電量販店・通販とも注文が集中しやすく、配送まで数日から1週間ほど待つケースもあります。冷蔵庫と洗濯機は生活の土台になる家電なので、入居日が決まった段階で早めに注文しておくと、到着待ちで洗濯物や食品の保存に困る事態を避けやすくなります。
電気代に効く家電を知っておく
資源エネルギー庁の省エネポータルによると、家庭の電力消費はエアコン・冷蔵庫・照明で5割以上を占め、夏の1日ではエアコンが34.2%、冷蔵庫が17.8%、冬はエアコン等が32.7%、冷蔵庫が14.9%を占めるとされています。つまり冷蔵庫とエアコンの選び方が、月々の電気代を大きく左右するということです。同庁は機器の買い替えによる省エネ効果も紹介しており、冷蔵庫は10年前の製品と比べて約15〜24%省エネになっているとしています。中古の冷蔵庫を検討する場合は、この年式による効率の差も判断材料になります。
あると便利なもの・人によって必要なもの
掃除機、炊飯器、アイロン、収納棚、姿見、フロアマットといったアイテムは、必須ではないものの生活の質を上げてくれます。掃除機はコードレスのハンディタイプなら収納場所を取らず、狭い部屋でも扱いやすいです。炊飯器は自炊の頻度によって優先度が変わるため、最初の1週間で生活リズムをつかんでから購入を検討しても遅くありません。
在宅で仕事をする予定がある人はデスクと椅子、来客の予定がある人はクッションや来客用スリッパ、自転車通勤・通学の人は空気入れやチェーンロックなど、生活スタイルによって「あると便利」の中身は変わってきます。全部を初日に揃えようとせず、生活してみて足りないと感じたものから買い足していく方が、結果的に無駄な出費を減らせます。
男女別に足したいアイテム
基本の必需品は共通ですが、性別によって追加で検討したいアイテムがあります。
女性が追加を検討したいもの
防犯グッズ(窓用の補助ロック、防犯ブザー)、コンパクトなドライヤー、洗面台まわりの収納ケースなどは、女性の一人暮らしで優先度が上がりやすいアイテムです。特に1階や角部屋の場合は、窓の防犯対策を初期段階で検討しておくと安心です。宅配ボックスがない物件の場合は、置き配バッグや後付けできる防犯カメラ付きインターホンも候補に入れておくと、荷物の受け取りや来訪者の確認がしやすくなります。
男性が追加を検討したいもの
工具セット(家具の組み立て用)、アイロン不要のシャツやシワになりにくい衣類用のハンガー、シェービング用品の収納スペースなどが挙げられます。組み立て式の家具を自分で設置する機会が多い場合は、電動ドライバーがあると作業時間を大きく短縮しやすくなります。自炊を始めたばかりの場合は、包丁とまな板、フライパンをまとめて揃えておくと、後から一つずつ買い足す手間を省けます。
費用を抑える方法
初期費用をすべて新品・フルセットで揃えると、家具・家電だけでもまとまった出費になります。優先順位をつけて、削れるところと削れないところを見極めることが大切です。
優先順位の付け方
まず「これがないと生活が成立しないもの」(寝具、照明、カーテン、冷蔵庫、洗濯機)を先に確保し、「なくても数日〜数週間は耐えられるもの」(炊飯器、掃除機、収納家具)は入居後の生活を見ながら買い足す、という順番が失敗しにくい考え方です。家具・家電をまとめて買う場合は、単品を1つずつ選ぶよりも、家電量販店や家具店の一人暮らし向けセットを比較してみると、単品購入より割安になっていることもあります。ただし、セットの中に不要なアイテムが含まれていないか、内容をよく確認してから決めるとよいでしょう。
100均で済ませてよいもの・避けたいもの
収納ケース、キッチン雑貨、掃除用具、文房具などは100円ショップで十分なことが多いアイテムです。一方で、毎日長時間使う寝具、頻繁に負荷がかかる調理器具の主力(フライパンや包丁)、電気を使う製品は、耐久性や安全性を確認してから選んだほうが結果的に買い直しの手間を避けられます。
フリマアプリやリサイクルショップで中古の家具・家電を探す方法もありますが、保証期間が短い、または保証が付かない場合が多いため、動作確認の可否や返品条件を事前に確認してから購入すると、後々のトラブルを避けやすくなります。
初期費用だけでなく毎月のランニングコストも見る
一人暮らしの予算計画で見落とされがちなのが、入居後に毎月かかる費用です。初期費用にお金をかけすぎて、生活費が足りなくなるという事態は避けたいところです。
家計調査でみる一人暮らしの家賃・光熱費
総務省の家計調査(2025年、e-Stat 第1表・年齢階級別)によると、34歳以下の単身世帯(月平均、集計世帯数67世帯)の家賃地代は34,723円、光熱・水道は8,291円(うち電気代4,569円)でした。集計対象の世帯数が少ないため、あくまで目安として捉える必要がありますが、単身世帯全体(平均58.6歳)では光熱・水道が13,333円(電気代7,337円)となっており、年齢層によって差が出ることがわかります。
| 区分 | 家賃地代 | 光熱・水道 | うち電気代 |
|---|---|---|---|
| 単身世帯・34歳以下 | 34,723円 | 8,291円 | 4,569円 |
| 単身世帯全体(平均58.6歳) | ― | 13,333円 | 7,337円 |
同じ家計調査では、34歳以下の単身世帯の消費支出全体が月平均177,542円、単身世帯全体(平均58.6歳)では173,042円となっています。家賃や光熱・水道費だけでなく食費や通信費なども含めた総額のため、初期費用と分けて家計全体の目安として把握しておくと、入居後の生活費配分を考えやすくなります。
消耗品の買い足しと、家電の買い替え・処分
トイレットペーパー、洗剤、シャンプーといった消耗品は毎月の固定的な出費になります。また、エアコン・テレビ・冷蔵庫や冷凍庫・洗濯機や衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、経済産業省の案内では、買い替えの場合は新しく買う店に、処分のみの場合は購入した店に引き取りを依頼する仕組みになっています。将来引っ越す際や家電を買い替える際に処分費用がかかることも、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
初期費用を見積もるときは、家具・家電の購入費だけでなく、この毎月の消耗品費と光熱費を合わせて「入居後3か月の総額」で考えると、想定より生活費が足りなくなるという事態を避けやすくなります。特に電気代は季節によって変動するため、入居した季節の検針票を見て、次の季節にどう変わりそうかを大まかに把握しておくと安心です。
忘れがちな「備え」:3日分の食料と水
家具・家電・日用品に気を取られて後回しになりがちですが、農林水産省は「知って備える家庭備蓄のイロハ」の中で、家庭での備蓄は1人あたり最低3日分、できれば1週間分を目安とし、水は1人1日3リットルを目安にするよう案内しています。普段使っている食品を少し多めに買い、古いものから使いながら買い足す「ローリングストック」という考え方も紹介されており、農水省の家庭備蓄ポータルには一人暮らし向けの備蓄を紹介するページもあります。新生活の落ち着いたタイミングで、一度買い物リストに追加しておくと安心です。農林水産省の家庭備蓄ポータルには「一人暮らしでもできる!3日分の家庭備蓄」を紹介する動画や単身者向けのページも用意されており、何から揃えればよいか迷ったときの参考になります。
Share Cartの登録データでわかった、買い足しが続く日用品
Share Cart編集部調べ(2026年9月13日時点、個人を特定できない形で集計。Share Cart利用者のデータであり日本全体の統計ではありません)によると、登録された品物のうちトイレットペーパーは248件、キッチンペーパーは146件、ティッシュは125件、柔軟剤は97件、歯磨き粉は92件登録されていました。これらは「初日に1回買えば終わり」ではなく、繰り返し買い足される消耗品であることがデータから見えてきます。
また、登録から完了(買い終えた状態にする操作)までの時間は中央値で19時間、7日を超えて残っていたものが11.5%ありました。買い忘れやすい品物が一定数あることがわかったため、私たちは2026年4月に放置された品物へ7・14・21・28日後にリマインドを送り、30日を超えたものは自動で削除する仕組みを導入しました。加えて、「ティッシュ」と「テイッシュ」のような表記ゆれで同じ物が重複登録されるケースも見られたため、2026年5月には同じ品物を二重に登録しようとすると知らせる機能も追加しています。あわせて、Share Cart全体の中で家族や友人と共有せず一人で使われている個人リストは全体の約21%(5,083件)を占めており、グループ利用だけでなく一人暮らしでの活用も一定数見られます。
一人暮らしの買い物リストを活用する方法
必需品リストを紙のメモにすると、店頭で見返しづらく、家族と情報を共有するのも難しくなります。私たちが運営するShare Cartのように、LINEで品名を送るだけでリストに追加できるサービスを使えば、必需品リストをそのまま店頭で確認しながら買い物を進められますし、実家の親や引越しを手伝ってくれる友人にLINEグループで共有すれば、誰が何を買うかを分担することも可能です。家族側は新しいアプリを入れる必要がなく、招待されたLINEグループでやり取りするだけで済みます。
よくある質問
Q. 一人暮らしで最初に絶対必要なものは?
A. 寝具、カーテン、照明、トイレットペーパーなど、初日の生活で使うものが最優先です。家電は部屋の備え付けの有無を確認してから買うかどうかを判断してください。
Q. 家電はすべて入居前に買うべき?
A. 冷蔵庫と洗濯機は早めに手配しておきたい家電ですが、それ以外は実際に生活してみてから必要性を判断しても遅くありません。
Q. 100均で買わないほうがよいものは?
A. 毎日長時間使う寝具や、調理で頻繁に使うフライパン・包丁などの主力道具、電気を使う製品は、品質や耐久性を確認したうえで選んだほうが買い直しの手間を避けられます。
Q. 一人暮らしの光熱費は月いくらぐらい?
A. 家計調査2025年では、34歳以下の単身世帯で光熱・水道が8,291円(うち電気代4,569円)でした。ただし集計世帯数が67と少ないため、あくまで目安として見てください。
Q. 防災の備えは何を買えばいい?
A. 農林水産省は1人あたり3日分〜1週間分の食料、水は1人1日3リットルを目安として案内しています。普段の食品を少し多めに買っておくローリングストックの考え方も紹介されています。
Q. 買い物リストは紙とスマホどちらがいい?
A. 引越し直後の買い足しが続く消耗品は、外出先でも確認しやすいスマホのリストが向いています。Share Cartはこうした用途を想定して私たちが運営しているサービスです。
参考・出典
- 家計調査 詳細結果表2025年(e-Stat・総務省統計局)(2026年9月確認)
- 家庭の消費電力の内訳(資源エネルギー庁 省エネポータル)(2026年9月確認)
- 機器の買換えによる省エネ・節約(資源エネルギー庁)(2026年9月確認)
- 知って備える家庭備蓄のイロハ(農林水産省)(2026年9月確認)
- 家庭備蓄ポータル(農林水産省)(2026年9月確認)
- 家電リサイクル法(経済産業省)(2026年9月確認)
一人暮らしの準備を進めるなら、引越しの手続きチェックリストや一人暮らし準備の完全ガイドもあわせて確認してみてください。大学生の新生活には大学生の新生活チェックリストが参考になります。必需品リストを整理したら、LINEで送るだけで使えるShare Cartの友だち追加はこちらから試せます。